特定非営利活動法人北九州市大連交流協会
大連市の概要

大連市経済は過去10年来二桁台の経済成長を続けています。
ここ数年では、ソフトウェア産業の発展が著し く、1998年には2億元であった総売上高が2005年には1100億元、2007年には215億元を突破しました。
2006年に は「中国サービスアウトソーシング都市」として認定されており、IT技術者のための教育機関設立や国内外 での積極的な人材募集など大連市当局のサポートにも力を入れています。
大連ソフトウェア産業の輸出のうち約8割が日本向けとなっており、2008年12月には、中国企業の日本向け業務をサポートするため、東京の新宿において「大連(日本)ソフトウェアパーク」を開園しました。
また、環境負荷が小さく、高付加価値をもつハイテク産業の育成と関連企業誘致に力を入れており、2007年 3月に米インテル社の大連進出が正式に発表されています。
遼寧省が進めていた「五点一線」プロジェクト(5カ所の臨海工業区を重点的に開発し、それらを結ぶ沿海ラインを 発展させる構想)を基礎とし、2009年には大連を核とし、渤海湾沿岸と黄海沿岸を発展させる、「遼寧沿海ベルト地域計画」が国家プロジェクトに承認されています。

【大型機械設備の製造及び裾野産業】
大連市中心から北へ110km、瀋陽市から南へ270kmの位置にある長興島は、もともと人口5万人の小さな町にすぎませんでした。
島の海岸線が91.6kmもあるほか、20m等深線(水深が等しい地点を結んだ曲線)が海岸から400kmのところに、また30m等深線が海岸から1kmのところにあり、港を作るのに最適な条件を備えています。
さらに、後背地に広大な中国東北地区[人口1.2億人(全人口の1/10)、面積110万平方キロメートル(全国面積の1/9)、GDP1兆人民元(全国GDPの1/8)]を抱えていることもあり、大きな発展の可能性を秘めている地域として注目を 集めています。
大連市政府は、2005年に長島臨港工業区管理委員会を設立し、すさまじい勢いで開発を進めてきました。
すでに公共港湾エリアが完成、2007年12月から正式に運営を開始しています。

【船舶製造、海洋工程及び関連産業】
この エリアは、5万トン級バース1ヶ所と7万トン 級バース2ヶ所を備え、貨物取扱能力は年間300万トンで、将来的には2010年に800万トン、2015年には同3,000万トンまで拡大する計画です。 2007年10月時点で、長興島臨港工業区における 投資額は43億5,000万元(約653億円)、外資導入 額(実行ベース)で25億米ドル(約2,750億円)、 同契約ベースで60億米ドル(約6,600億円)に達 します。
これまでに韓国造船業のSTXグルー プ(世界の造船所第6位)、シンガポールのIM Cパン・アジア・アライアンス・グループ(世 界の化学品運輸会社第4位)といった外国企業 のほか、日本企業では大陽日酸(産業ガスの日 本最大手)が進出しています。
そのほか中国系 のCIMC(東北旧工業基地の振興コンテナ及 び空港関連設備の大手)、CSIC(中国船舶重 工業集団公司)などが100億人民元(約1,500億 円)を投入する計画です。

長興島開発は、中国東北旧工業基地振興計画(2003年10月に発表)の重要プロジェクトの一つとして組み込まれました。
また、遼寧省は「五点一線」戦略の一つとして、旧工業基地再振興戦略上、重要なものとしてとらえ、長興島周辺のインフラ施設整備に約4.5億ドル(約495億円)を投入しています。
土地が不足気味の大連市が新たな発展空間を求めて、長興島を開発し、大連を北東アジアの国際ロジスティックスセンターとしての役割を持たせようとしています。
そのため、今後は長興島を北東アジア最大の造船基地及び東北地域の機械設備製造拠点大連市の衛星都市として、10年後の人口80~100万人規模の新興移民都市大連国際ロジスティックスセンターの重要な構成部分将来の日中韓自由貿易区に向けて戦略上の 準備基地として位置付けています。
こうした中央政府、遼寧省、大連市の大きな期待を受け、長興島臨港工業区は、現在は新設を抑制されている国家級開発区の申請を中央政府に受理され、また島の閉鎖性を活かして東北唯一の輸入木材検査検疫基地としての許可も得ることができました。
【文化】
大連国際ファッション祭は彩り鮮やかな文化の特色に溢れ、そしてビジネス性をも内包した大連市の総合かつ大規模な社会経済文化活動です。
大連国際ファッション祭は1988年にから開催され、現在までに既に十七回を数えています。
主要なイベント内容は大広場での芸術ナイトショー、演芸公演、コンクール、モード・ファッションショー、ファッション博覧会、それに観光旅行など十数項目に渡ります。
大連国際ファッションショーは既に中国の誇る大規模フェスティバルの一つとなっています。
毎回のファッション祭は、華やかな開幕式と広場で行われる芸術ナイトショーで幕を開けます。
開幕式の後、体育館にて数千名に及ぶ市民たちが繰り広げる大規模な演芸公演が催されます。毎回の公演では著名な各界のスターたちも参加し、華麗な演技で観客を魅了してくれます。
これからもスターたちの繰り広げる公演と市民たちの織り成す演出は互いに見事な対照を成し、新しい感動を生み出してくれることでしょう。
大連国際ファッション博覧会は中国三大博覧会の一つです。
毎回たくさんの国内外ブランド、ファッションバイヤーの注目を集め、盛んな取引が繰り広げられます。
各種多彩な色彩、柄、そして最新のデザイン、人気ブランドが集まるだけでなく、モデルファッションショーや世界のニュー モード(最新ファッション)の情報の紹介など内容は多岐に渡ります。
ファッション博覧会は毎年大連星海会展中心(エキシビション・センター)にて開催されます。
博覧会の海外での知名度は年々高まり、710個のノーマル展示ブースは参加を希望する各国のブランドやそれを求めてやってきたファッションバイヤーたちで瞬く間に埋まってしまうほどの盛況振りです。
このため、数年前から二期に分けての開催を余儀なくされているほどです。第八回博覧会時に既に18の国家・地域から280社もの多くの海外ブランドが参加し、第九回開催時の取引額は11.1億元に達しました。
ファッション博覧会の開催と同時に中国ファッション輸出面談会も開幕し、毎年多くのファッション輸出、輸入業者の注目を集め、数多くの貿易面談が行われます。
交易額も相当なもので、第八回大会の輸出取引額だけでも8700万ドル(米)に達します。
【教育】※教育については内容の校正依頼中です。
ビジネス日本語能力テストが11月20日に大連市の大連外国語学院で実施されることになった。
この試験は日本貿易振興機構(JETRO)により世界14カ国、36都市で行われるもので、中国では香港に続いて2番目の実施地となるものである。
9月には大連市内で日系企業や日本語教育機関等の関係者を集めて事前説明会が開催された。
この試験は聴解・聴読解・読解の3部構成で日本語によるビジネス場面でのコミュニケーション能力を測り、従来からの日本語能力試験に比べ、より実践的な日本語でのビジネス上の課題を処理する技能が必要とされる。
この試験により、企業等が必要とする日本語人材の能力測定・育成に大いに役に立つと期待が寄せられている。
ビジネスで通用する日本語能力と専門分野の能力を兼ね備えた人材を育成するため、日本の政府開発援助(ODA)により建設中、来春に完成予定である。同センターは大連交通大学等の協力により中国側が運営管理を行い、IT、日本語、経営管理、生産管理の分野でのビジネス人材育成を目指している。建物は5階建て・約4800㎡で、大学卒業者や各企業の社員などを対象に全日、夜間部など年間3900人の受入れが可能である。企業ニーズをセンターの研修計画に反映するため、9月には大連日本商工クラブが大連の会員日系企業に対する人材ニーズ調査を行った。大連市は日本語ビジネス人材の需要が高く、実務的な日本語人材の育成に対する日中双方の期待も大きい。
大連にある「同仁発展総公司」は日系企業からの委託を受けて、日本で研修を受ける予定の中国人の赴日前訓練を行っている。
昨年8月から今年9月までに6期・約180名の訓練を行い、日本へ送り出した。
同社の研修生の赴任先は富山県が一番多く、富瀋国際事業協同組合からの委託を受けて「富瀋国際事業協同組合訓練センター」を設けている
研修生達は、同社にある宿舎に泊まりこみ、日本人教師3名、中国人教師4名による週6日・1日6時間(その他に自習4時間)、30日~40日間の授業を通して、日本語・礼儀・法律・生活習慣・日中文化の差・企業教育の6科目、富山県の情況や方言までを学ぶ。このような研修生への赴日前訓練を行うことで日本での実際の研修においてより成果をあげることが期待される。また、将来的に入管法による非実務研修期間※2に算入されれば、日本では実務研修により多くの時間を割くことができるようになるため、研修効果が向上するものと考えられる。
【海上総合物流システムの構築】
長興島開発は、中国での成功例として知られる蘇州工業園区(江蘇省蘇州市)をモデルに行われており、同工業園区の開発を手がけたシンガポールのジュロン国際会社が都市計画構想をサポートしています。
2007年、大連で行われたダボス会議期間中には、温家宝首相とシンガポールの国務顧問作棟氏が会談し、協力範囲の拡大と早期の長興島進出促進で合意しました。
長興島臨港工業区の主な奨励産業として、以下のようなものがあります。
・船舶製造、海洋工程および関連産業
・大型機械設備の製造および裾野産業
・東北地域の輸入木材の集積地、高付加価値の木材加工企業集積区
・石油の精錬および石油の川下産業
・東北地域に向けての陸上、海上総合物流システム
特に造船については積極的に誘致を進めており、中小の船舶関連企業の進出を促すため、船舶部品工業団地を設置し、レンタル(賃貸)工場などの提供を用意しています。
また、産業、港湾区のほかに生活区や総合(リゾート)区を設置し、長興島全体の開発を進めています。
【観光、建築、医療衛生保健、金融】
先進地・大連。市の中心部には19世紀当時の欧風建築が数多く残り、独特な雰囲気を醸し出しています。
改革開放後、大連市は国務院より1984年に「沿海開放都市」、1985年には省・自治区並みの独立した権限を 持つ「計単列都市」として認可され、東北地方においていち早く市場経済化に取組んでいます。
大連市は中国東 北部で最大の工業生産値をもつ大工業都市であるとともに、最大の港湾・航空貨物運送基地であり、港湾 貨物取扱量(2011年)が全国で 6 位を占めているほか、航空貨物取扱量が全東北地域の39% を占めるな ど、名実共に中国東北地方の玄関口としての位置を占めています。
1984年に経済技術開発区の建設が始まると共に、外資の進出が本格化しました。
魏富海市長(1983 ~ 1993年)と薄煕来市長(1993 ~ 2001年)の下で積極的に外資導入を進めた結果、1992年には日中初の合弁工業団地である「日中合弁大連工業団地プロジェクト」が開始されるなど、日本と香港を中心に投資が活発化。魏市長時代 には日系製造業誘致政策が、薄市長時代には投資先の多様化と共に、ハイテク・輸出志向・大規模プロジェ クトの外資誘致が図られました。
アジア金融危機の影響を受けて、 1998年~ 2000年には直接投資が前年比マ イナス成長となったものの、その後再び増加に転じた。なお、大連市では金州新区(2010年、金州区と経済技術開発区が合併)を始め、保税区、ハイテクパーク、ダブルDポート(Degital&DNA)、輸出加工区、ソフトウェアパークを設置し、中国企業のみならず日・米・韓等外資系企業を積極的に誘致しています。
日・米・韓等外資系企業を積極的に誘致や経済交流を進めています。
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